たんぽぽ工房 保谷彰彦 のウェブサイト
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草花&ニュース
2016/06/25
高層湿原に咲くショウジョウバカマ
高層湿原にショウジョウバカマが咲いていました。
今から3週間ほど前の写真です。
湿原には、まだ多くの雪が残り、緑はまばら。
そのような景色の中で、
ショウジョウバカマが点々と花をつけていました。
数カ所で群生も見られます。
花茎の高さは10cmほど。
茎の先に、数個の花が集まって咲きます。
ショウジョウバカマは、湿った場所に生えていますが、
山頂近くの開けた明るい場所や薄暗い森の中で見かけます。
生育している環境の幅が広くて面白いです。
2016/06/22
クマガイソウ
静かな森の中に、クマガイソウが咲いていました。
今から1ヶ月ほど前の写真です。
この花はずいぶんと変わった形をしています。
袋のようになっているのは、唇弁という花弁です。
今回は、じっくり観察できませんでしたが、
改めて、観察しに出かけたいです。
山や森では、ふだん目にしない草花に出会うので、
気持ちがやや盛り上がります。
そして、自分が暮らす場所について考えさせられます。
2016/06/20
山に咲くギンリョウソウ
登山道の脇の茂みにギンリョウソウが咲いていました。
6月上旬、長野県の山の中でのことです。
ちょうど同じ頃、東京の雑木林のギンリョウソウは、
すでに果実になっていました。
透きとおるような白さのギンリョウソウ。
落ち葉の隙間から顔を出すように、点々と咲いていました。
ギンリョウソウは、樹木の根に共生する菌類から、
栄養を得ているといわれます。
自らは光合成をしない植物。
葉緑素がないため、白く見えるというわけです。
地面から伸びる茎の先に、1つの花を咲かせます。
黒紫っぽく見えているところが、雌しべの柱頭。
その周りの黄色っぽい部分が雄しべです。
興味が尽きない植物です。
2016/06/18
鏡池に映る山々
6月も半ばになり、
タンポポシーズンは終盤となりました。
このあとは、山のタンポポを狙っています。
もうすでに山には入り始めていますが、
これから3000m級の山が続きます。
訳あって、とても苦しいシーズンとなっていますが、
気持ちをいっそう引き締めて、出かけてきます。
下の写真は信州・戸隠の鏡池です。
池の向こう側にはクマの気配も...
。
その奥には戸隠の山なみ
が見えています。
ちなみに、鏡池からみる戸隠の山々の風景は、
NHK大河ドラマ「真田丸」のオープニングの映像
として使われているそうです。
(伝え聞くところによれば、、です)
2016/06/16
イワハゼ
登山道に沿ってイワハゼが咲いていました。
イワハゼは実が赤くなることから、
アカモノという名もあります。
高さは10〜20cmほど。
草ではなくて、常緑の小低木です。
花の径は1cmもないくらいで、小さめ。
しかし、花柄と萼がしっかりと赤いからか、
咲いていれば見落とすことはない気がします。
2016/06/13
ムシトリスミレ
垂直に切り立つ岩場の壁面にムシトリスミレが咲いていました。
高山に生える、花茎が5cmほどの植物です。
ムシトリスミレは、名前にスミレがつきますが
スミレ科でなく、タヌキモ科。
葉から出る粘液で虫を捕らえる食虫植物です。
虫をとり、スミレにやや似た花をつけるので、
この名がついたようです。
写真をよくみると、葉には小さな虫がくっついているのがわかります。
葉の粘液で身動きがとれなくなったのでしょう。
岩場の壁面には、たくさんのムシトリスミレが生えていましたが、
どの個体も、葉には小さい虫がたくさんくっついていました。
手前の花は開花前、後ろに見える花は開花中です。
花の方には、マルハナバチなどが訪れていましたが、
もちろん葉にはくっつきません。
2016/06/09
ギンリョウソウ
東京あたりでは、ギンリョウソウの花期が過ぎたようです。
(バタバタとしているうちに....)
いまは、子房がふっくらとなり、
果実の時期となっています。
写真の中央あたりに見えている、
白くて丸っこくて、先が黒っぽいのが果実です。
かなり近づいて撮影しているので、
果実は大きめに見えるかもしれませんが、
その直径は1〜1.5cmほど。
小さくて、目立たない果実なので、
気づかずに通り過ぎていく人も多いようです。
2016/06/08
ニガナ
ニガナのタネが欲しいなぁと思い、
東京郊外へ出かけてきました。
ベストシーズンは過ぎていますが、
開花中の個体がちらほら。
ごくふうつに生えている草花ですが、
この花を見ると、なぜか嬉しくなります。
それと、小花の数を調べる癖もあります。
小花は、ふつう5個。
ところが、数えてみると、5個でないものもあります。
そこを調べるのが、密かな楽しみです。
この日は、草刈りを逃れた集団から、
タネを少しだけもらってきました。
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