月刊誌『農耕と園藝』(誠文堂新光社) 2013年11月号が発売になっています。
今月の特集は「野菜と果樹の整枝せん定術」です。
すごい技術の数々に、ただただ感心してしまいます。
農業は崇高なる技術だと、遠くから改めて感じつつ。
連載の「生産現場へGO!!」では、
茨城県土浦市のレンコン作りの名人が紹介されています。
私もアグリニュースを書かせていただきました。

空き地でみかけたヒルガオ科マルバルコウソウです。
熱帯アメリカ原産で、観賞用として江戸時代に持ち込まれたそうです。
さすが観賞用という雰囲気の鮮やかな花を咲かせます。
花はロートのような形をしていて、直径は2cmほど。
いまでは、日本各地に野生化していますが、
農地では防除の難しい植物として問題になっています。
キク科のノハラアザミ。日当りのよい草地に生えています。
特に珍しいということもなく、ごく普通にみかける草花です。
今ごろの季節、きれいな紅紫色の花を咲かせています。
花には白い粉の塊がついていることがありますが、これは花粉。
ルーペで見るたび、静かにおおーっとつぶやいてしまう花です。
花の下を包む緑色の部分には小さなトゲがありますが、
触っても痛くはないです。ネバネバもしていません。

キク科のアズマヤマアザミが、
薄暗い林の中に、点々と咲いていました。
やや控えめな、淡い色合いの花が、
茎の上部に賑やかについています。
花の根元あたりを包む
総苞(そうほう)という緑色の部分は、
きゅっと細く管状になっていて、
ポツポツと小さなトゲがあります。
このしっとりとした姿を見ていると、
林内のひんやりした空気も相まって、
すーっと気分が落ち着くようでした。
科学教育誌『Science Window』2013年秋号が発行されています。
特集は「空の向こうに生命を探す」です。
生命はどうやって生まれたのか、生命って何だろう、
そういうことをじっくりと考えてみたくなる話題が満載。
特集の扉ページに掲載されている、
「天の川ノ蒲公英」という写真は迫力満点です。
そして、見ているとじーんときます。
どうやって撮影するのでしょうか。
連載も面白い記事がたくさん。
「文学と味わう科学写真」にある東京駅の風景写真は、
記事を読むと、その味わい深さがしみてきます。
すべての記事をウェブ上から読むことができます。
http://sciencewindow.jp
月刊誌『農耕と園藝』(誠文堂新光社) 2013年10月号が
発売になっています。
今月号の特集は「6次産業化」です。
興味深い事例が報告されています。
課題も多そうですが、可能性を秘めた6次産業化。
今後の流れを追うのにも役立つような話題が満載です。
連載の「生産現場へGO!!」では小ギク名人の登場です。
私もアグリニュースを書かせていただきました。

湧き水があるような、澄んだ流れのあるところに
生えているキンポウゲ科のバイカモです。
小さな花を水面上に咲かせていました。
花の直径は、2 cmあるかないか。
見ていると清々しい気持ちになります。
バイカモは梅花藻と表しますが、
花が梅に似ているからついた名のようです。
日当りのよい草地に、ススキに絡まるようにして、
ガガイモの仲間、コバノカモメヅルが咲いていました。
繊細な雰囲気が漂う、きれいなつる植物です。
花は星のような姿をしています。
雄しべと雌しべはくっついていて、
「ずい柱」といわれる特徴的な形をもちます。
ちなみに、ガガイモの仲間には、コバノカモメヅルの他にも、
オオカモメヅル、コカモメヅル、アオカモメヅルなど、
和名の一部にカモメヅルとつくものが多いようです。
やや紛らわしい名でしょうか。