2015/12/25

小さな紅葉

東京では紅葉も終わりかけています。
樹木を見上げてみても、鮮やかな紅葉は見つからず。

しかし、野道を歩いてみたら、
足もとには小さなカエデが紅く色づいていました。

下を向いて歩けば、もうしばらくは
小さな紅葉を楽しめるかもしれませんね。

2015/12/16

季節はずれのスミレ

今日の東京は、陽ざしがぽかぽかと暖かく、
おだやかな天気でした。

ちょっとびっくりですが、
スミレが1株だけ咲いていました。
ヒゴスミレでしょうか。

ふつうは春に咲く花なので、
季節はずれの開花です。

この時期に、この花を見るのは初めてかも。
ということで、記念の一枚です。

2015/12/14

トウカイタンポポ

今年も、あちこちへタンポポ撮影に出かけました。
いま、それらの写真を少しずつ整理しているところです。

たくさんの写真をチェックしているうちに、
すっかりタンポポモードに。

ということで、季節外れのタンポポ紹介です。
第一弾はトウカイタンポポのつぼみ。

トウカイタンポポは東海地方などに生えています。
花を包む総苞片といわれる部分に、
大きな突起をつけるのが特徴のひとつ。

写真を見ると、つぼみの時から、
総苞片に立派な突起をつけているのがわかるでしょうか。
この突起のとんがり具合は、個体ごとに異なっています。



2015/10/05

紅葉のなぜ?

気がつけば10月。そろそろ紅葉の季節でしょうか。

月刊誌『ノジュール』10月号(JTBパブリッシング)では、
「紅葉の世界遺産を歩く」という特集が組まれています。

その中で、「紅葉のなぜ?」という4ページの記事を執筆しました。
秋の散策前に知っておきたい、紅葉のあれこれをまとめています。

取材協力は国立科学博物館の萩原信介さん。
写真は、林将之さん、宮内金司さん、それと私です。

どの特集記事にも鮮やかな紅葉の写真が満載です。
誌面を見ていたら、もう旅に行きたてうずうずしてきます。

機会がありましたら、お手にとってごらにただければ幸いです。

目次などは↓のサイトからどうぞ。
http://www.nodule.jp/backnumber/201510/





















2015/09/13

イネ検定

『子供の科学』(誠文堂新光社)10月号に
「イネ検定」というタイトルの記事を執筆しました。

この記事では、イネについて、
主に植物学の視点から選んだ10問と、
その解答と解説を書いています。
監修は東京農業大学の丸山清明先生です。

収穫期を迎えるにあたって、
イネの「へぇ〜っ」をお楽しみいただければ幸いです。

この検定では、8問正解なら合格! だそうです。
合格目指して、がんばってください。

また、解説にあるイネの写真も撮影しました。
イネの写真は、本サイトでも、改めてご紹介する予定です。

なお、最新の科学ニュースを紹介する「コカトピ!」にも、
2つの記事を掲載いただいています。
合わせて、お楽しみください。



2015/09/04

草花散歩会のご案内

春に続いて、秋も草花散歩会を開催いたします。
里山をゆっくりと散歩しながら草花を楽しむイベントです。

詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。
http://www.evolutiolab.com/events/ws007/

ご参加、心よりお待ちしております。


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『植物博士とゆく草花散歩と座学カフェ』
(お茶とお菓子と、虫眼鏡、ワークブックつき)


自然豊かな八王子の長沼公園と八王子セミナーハウスで、
草花を観察しながらお散歩する会をひらきます。
ナビゲーターは植物博士の保谷彰彦、デザイナーの須佐岳彦、
児童文学作家で歌人の陣崎草子がつとめ、
ふだん見なれた草花をじっくり観察し、草花のくらしをさぐってゆきます。
めくるめく不思議な自然の世界へ、いっしょにでかけませんか?


日 時:2015年10月3日(土)11:00〜17:00頃まで(受付:10:40〜)
場 所:長沼公園、および八王子セミナーハウス(東京)
参加費:大人(大学生以上)2500円、18才未満500円
    ※小学四年生以下は保護者同伴。


概要:
・10:40〜  受付
・11:00〜  オリエンテーション、座学、解説
・12:00〜  長沼公園にて昼食(お弁当:持参)
・13:00〜  1.5〜2hほど草花散歩。
・15:00〜  1.5hほど、お茶とお菓子を楽しみながら座学と発表会。
(時間はおおよその目安です)

申込み方法:オフィシャルサイトからの受付となります。
http://www.evolutiolab.com/events/ws007/
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2015/08/20

水面に咲くミズオオバコの花

ふらりと出かけた田んぼに、
ミズオオバコの花が咲いていました。

花はまるで水面に浮かぶよう。
花弁は淡い桃色。
一日花なので、夕方には花が散ってしまいます。

葉は水中に広がっています。
オオバコに似た葉の様子が、名前の由来だとか。

別名はミズアサガオ。
なんとなく、分かるような気もします。

2015/08/14

一瞬の青い空

先日登った山では、行動中、
だいたい曇りか、ガスがかかっているという天気でした。

ですが、 ほんの一瞬だけ、雲がさっと切れて、
あたりがぱっと明るくなり、 どんっと青い空が現れました。
急に見晴らしがよくなり、 やや清々しかったです。
その時の様子を撮影したのが、下の写真です。

なお、私が探している草花などを撮影するには、
晴れでもなく、雨でもなく、曇り(たまにガスがかかるくらい)
というのが、天気としては最高かもしれません。

ということで、
今回も天気に恵まれて、感謝の気持ちでいっぱいです。


2015/08/13

キンコウカの雄しべ


高山帯に生えるキンコウカ。

やや群生しているところも数カ所あり、
花が黄金色に輝くようでした。

花の直径は1cmちょっと。

雄しべには縮れたような毛があり、
ふさふさとしていて、まるでブラシのようです。

雄しべの先についている葯はオレンジ色で、
ちょっとしたアクセントになっています。

遠目に眺めても、近くで観察しても楽しい花です。

2015/08/12

イブキジャコウソウ

Y岳に登りました。

高山帯では、イブキジャコウソウがちょうど見頃。
この植物は、地を這うように茎を伸ばすので、
やはり花も地表近くに咲かせます。

足元に咲く、うす紫色の小さな花。

これまで、あまりご縁がなくて、
素通りしてしまうことも度々ありました。

岩場や草地に点々と生えているイブキジャコウソウ。
この日は、場所によっては、たくさんのマルハナバチが
にぎやかに、この花を訪れていました。

その訪花の様子につられるように、
イブキジャコウソウにちょっと注目の一日となりました。


2015/07/18

ヤグルマソウ

長野県北部の戸隠山に行ってきました。

戸隠山の麓には戸隠神社が建っています。
創建されてから二千年余りという歴史ある神社です。

その戸隠神社(奥社)の参道には、スギの巨木が並びます。
参道を歩きながら、巨木たちを見上げると、
ふわっと吸い込まれるようです。
やや凜とした気持ちになります。

つい巨木に目が奪われがちになりますが、
足元の草花も、もちろん楽しめます。

写真は参道沿いに生えていたヤグルマソウです。
ちらほらと花をつけていました。
山地の森に生える、大きな草花といった感じでしょうか。
小さな花が集まって見事な花序を作っています。
そして、どーんと大きな葉が特徴的です。

さて、戸隠神社の奥社を抜けると、戸隠山の登山口です。
登山道はいきなり急登となりますが、
なぜだか気持ちのいい登りに感じられます。

目的の植物を見つけて、ささっと下山。
心地よい山歩きになりました。


2015/07/10

シラネアオイ

先日、北海道のとある山に登ってきました。

昨年に続き、2回目のチャレンジです。


登山口の近くにある山小屋に前泊して、

早朝から登りはじめました。

ヒグマ対策の鈴は4つ。

リズミカルにいい音色が響いていました。


森の中を1時間半ほど登ったころに、

どーんと目の前に現れたのが、シラネアオイの大群落です。

あまりに見事で、思わず「おぉーっ」と唸るほど。

いつものように単独行なので、独り言のようなものでしょうか。


昨年より2週間早い時期に登ったおかげで、

シラネアオイの大群落に出会えたわけです。

良かったです。


シラネアオイの花は径が10cm弱。

花弁に見えるのは萼です。


じつに立派な萼。その色には、白から濃い紫まで変異があります。

この大群落の花は、白色が多かったのですが、

少し離れたところには、濃い紫色のものが咲いていました。

なお、白色品種はシロバナシラネアオイというそうです。


シラネアオイは1属1種。

つまり、シラネアオイ属の花はシラネアオイだけ。


ぶつぶつ独り言をつぶやきながら、

この大群落を足早に通り過ぎました。

とある草花を探すために、

「途中の花は、ささっと」と自分に言い聞かせつつ。


2015/06/17

新刊『自由研究満点ブック』

自由研究の本が、2015年6月に刊行されます。
クレヨンしんちゃんのなんでも百科シリーズの本です。

 『クレヨンしんちゃんの
  自由研究 満点ブック』
  双葉社  950円+税

小学校で習う「理科」の内容をもとに、
自由研究などが紹介されています。

この本で、私は「生物」と「地学」の執筆を担当しました。
「化学」と「物理」は池田圭一さんが担当されています。

自由研究の内容はまじめそのもの。
そこに楽しいイラストやマンガがあって、
とても興味深い一冊に仕上がっています。

主な対象は小学生(高学年)です。 自由研究を通じて、
科学の面白さを味わってもらえたら嬉しいです。
夏休みの自由研究にも役立つと思います。

お手にとってご覧いただければ幸いです。


2015/06/16

ミヤマオダマキ

北海道の大平山に登ってきました。

「おおひらやま」でなく、「おびらやま」と呼びます。



山開きして間もないこともあり、

この日の登山者は、私を含めて2名。


稜線に出るまでは、ブナの森。

水の流れていない沢道を黙々と歩きます。

そして、稜線に出ると、爽やかな風景が広がります。

やや険しい山でした。


大平山は、高山植物が豊かなことでも知られています。



今回の登山でも、お花畑を見ることができ、

さらに、目的のオオヒラタンポポにも出会えました。

会えて良かったです。


ミヤマオダマキも、ちょうど花の見頃。

岩場に栄える、存在感のある高山植物です。




2015/05/02

『わたしのタンポポ研究』が刊行されました

タンポポが開花のピークを迎える中、
2015年5月1日にタンポポ本が出版されました。






 







『わたしのタンポポ研究』
  保谷彰彦(著)
  さ・え・ら書房
  1512円(1400円+税)


タンポポは、誰もが知っている身近な草花です。
そのタンポポに、異変が起きています。

れは、雑種タンポポの登場です。
雑種タンポポの多くは、見た目がセイヨウタンポポにそっくり。
クローンの種子を実らせるのもセイヨウタンポポと同じ。

ところが、よくよく調べると、
都市などに生えているのは、大部分が雑種タンポポなのです。
セイヨウタンポポはほとんど見つかりません。

なぜ都市では雑種タンポポが増えたのでしょうか? 

この本では、
日本の意外なタンポポ事情や、
タンポポの体のつくりと生き方などを交えながら、
雑種タンポポの正体を探っていきます。

いつの間にか、身近なところに広がっていた雑種タンポポを通じて、
タンポポの奥深い世界を楽しんでいただけたら幸いです。

読者対象は、中学生を中心に、小学生高学年から高校生です。
大人の方にも楽しんでいただけるかと思います。


お手にとってご覧いただければ幸いです。


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陣崎草子さんには、
思わずニッコリしてしまうような挿絵を描いていただきました。
絵を見ているだけでも楽しい気持ちになってきます。
とても素敵な挿絵をありがとうございました。


この本の表紙オモテは雑種タンポポ、
表紙ウラはカントウタンポポの写真になっています。
美しい装丁にしてくださったのは生沼伸子さんです。
本当にありがとうございました。


この本の制作にあたって多くの方にお世話になりました。
この場をお借りして、心よりお礼申し上げます。

- - -

さ・え・ら書房さまの紹介サイト
http://www.saela.co.jp/isbn/ISBN978-4-378-03916-9.htm
(目次などをみることができます)

ネット書店などでも、ご購入いただけます。
 honto ネットストア →こちら
 丸善&ジュンク堂ネットストア →こちら
 紀伊國屋書店 →こちら
 セブンネットショッピング →こちら
 

2015/03/27

シーズンです

ソメイヨシノの開花が始まっています。
となると、いよいよタンポポも花の季節。

さっそくシナノタンポポの様子を調べに出かけてみると、
やっぱり、もう咲いてました。

折角なので、撮影してきました。

息を整えつつ、静かにシャッターを切ると、
その瞬間に、どこかのワンちゃんが。。
ワンちゃんは、こちらを見ながら悠然と通り過ぎていきました。
出会いの記念にアップしておきましょう。

さて、3月末から5月にかけては、
タンポポを追いかけて、あちらこちらに出かける予定です。
たくさんのタンポポたちに出会えますように。





2015/03/04

早春に咲くフクジュソウ

めでたい名前をもつフクジュソウが、

開花する季節となっています。

早春の花です。


フクジュソウの花弁には光沢があり、

太陽の光が当たるとキラキラと輝いています。


なお、写真のフクジュソウには、

撮影時、ちょうど日光が当たっていませんでした。


2015/03/01

フキを楽しむ

フキの花が咲いていました。


フキには雄の株と雌の株があります。

それぞれ、花の様子が異なるのですが、

写真の株は雄です。


雄株の花には、こん棒状の柱頭があり、

その先の部分に花粉がくっついています。

なんだか黄色っぽいな、というのが雄株です。

雌株は、また機会があればご紹介します。


ちなみに、

「ふきのとう」として親しまれているフキは、

ウドやミツバ、セリなどと並んで、

日本原産の野菜のひとつとされています。



2015/02/22

コバルトブルーの小さな花

都内ではオオイヌノフグリの花が目立ち始めました。

この小さな花には、雌しべが1本と雄しべが2本あります。

花弁のすじ模様も美しいです。


なお、しゃがみ込んで観察する際には、

片膝をついた方が姿勢が安定します。


2015/02/19

ふさふさの葉とつぼみ

寒い日が続いています。

それでも、足元は少しずつ緑色に。

いよいよ里山に出かけたくなる季節です。


近所の公園では、ヒメオドリコソウの花が咲いていました。

この写真では、中央あたりにつぼみが写っています。

ふさふさした葉と共に、花とつぼみが楽しげでしょうか。


2015/02/14

ソシンロウバイ

寒さ厳しい折、ソシンロウバイが花を咲かせています。

もうすぐ春かもねというような香りが漂っていました。


庭木などとして親しまれているソシンロウバイ。

いくつか品種があるのかもしれませんが、よくわかりません。




なんといっても、透きとおるような花弁が特徴的です。

下の写真では、花の中央あたりに

雌しべのまわりにくっついた雄しべが見えていますが、

色のメリハリがないので、ややわかりにくいでしょうか。。



2015/02/12

『理科好きな子に育つ ふしぎのお話365』が刊行されました

2月に本が出版されました。

わくわくするような、科学のお話が満載の本で、
1日1話のスタイルになっています。

この本の執筆を担当いたしました。
私が担当したのは、煩悩の数ほどの日数分です。
(108本+コラム1本)

 『理科好きな子に育つ ふしぎのお話365』
  自然史学会連合(監修)、子供の科学(特別編集)
  誠文堂新光社 2015年2月


どのお話も科学者にきちんと取材して書かれています。
基礎的なことから最先端のことまで、
とても興味深い話題がてんこ盛りです。
イラストも個性があって楽しいですよ。

お子さんと一緒に、大人の方も、
科学のお話をじっくり、じわーっと
楽しんでいただけるといいなと思います。

ゴージャスな装丁で、ずっしりと厚みのある本です。

贈りものにも良さそうな気がします。


お手にとってご覧いただければ幸いです。

↑ 画像をクリックするとご注文いただけます。

2015/01/31

幸先よきシロバナ

先日、たまたま咲いているのを見つけました。

花が開く前なので、ややわかりにくいでしょうか。

まぶしそうなシロバナタンポポです。


ここは、例年シロバナタンポポが咲く場所です。

今年も、ぶじに咲きますように。


2015年、幸先がいいシロバナタンポポでした。