2012/05/30

シソバタツナミ

シソ科のシソバタツナミです。いつまでも見ていたいような
色合いの花でしょうか。

改めてシソ科の花をみてみると、花びらは筒状ですが、先の
ほうにある深い切れ込みにより、花が上と下に割れるような
形になっています。

細かいことですが、上のほうは「上唇」、下のほうは「下唇」
といいます。唇にみたてての名称のようですね。

シソバタツナミはといえば、まあ、なんとなくの下唇のほう
は唇っぽいような気がしなくもないでしょうか。

この下唇を指でそ~っと上から押してみても何の変化もあり
ません。次にかぶと状の上唇をうまくめくると、隠れていた
雄しべ4と雌しべ1が姿をあらわします。


2012/05/26

キキョウソウ

街の中でみかけたキキョウソウ。花は小さなキキョウといった
感じでしょうか。思わずしゃがみ込んで見入ってしまいます。

写真のキキョウソウは30cmほどでしたが、大きいものでは
60cmくらいになるそうです。

北アメリカ原産の植物で、1940年代には東京に生えていた
そうです。別名はダンダンギキョウ、全体の姿をみるとわか
るような気がします。


2012/05/25

ガクウツギ

白い花が目をひくガクウツギ。この白い花には雄しべも雌しべ
ありますが、タネをつけることはなく、装飾花といわれています。
ちなみに白い花びらはガクです。

装飾花から少し離れて淡い黄緑色の花があります。何かつんつん
として見えるでしょうか。こちらは、きちんとタネをつける花で
す。近づくとわかりますが、濃くて甘いような香りも独特かもし
れません。

ガクウツギはユキノシタ科の植物。名前にウツギとついてい
が、以前紹介したことのあるツルアジサイなどと同じアジサイの
グループに属しています。



2012/05/23

ジュウニヒトエ

姿かたちが目をひく、シソ科のジュウニヒトエ。日本に固有の
植物です。一つひとつの花も、よく見ると特徴的なかたちをし
ていて面白いですよね。

群生している姿もみかけますが、こちらは山中に数株が生えて
いました。

とてもよく似た植物に、園芸品種のセイヨウジュウニヒトエが
あります。庭先や花壇などで見かけることもあるかもしれませ
んね。ちなみに、セイヨウジュウニヒトエの花は濃い紫色です。




2012/05/19

クサノオウ

郊外でなら、そこかしこで見かけるケシ科のクサノオウ。花だけ
みると素朴な感じでしょうか。

葉や茎をちぎってみると、そこから黄色い乳液がじわっと出てき
ます。この乳液がいかにも毒々しい色で、心ひかれると同時に、
やや警戒心がはたらきます。

クサノオウの葉や茎などには20種類ほどのアルカロイドが含ま
れているそうです。そのため、古い時代から薬草として広く利用
されてきました。

ですが、薬にもなるが毒にもなる草のようです。あまり強い毒で
はないのですが、死亡例も報告されています。やたらに口にしな
いほうが無難かもしれません。


2012/05/16

ウスバサイシン

下を見て歩いていても、うっかりすれば気がつかないような
花です。ウスバサイシンの花は地味といえば地味。さらに、
地ぎわから生える葉の根元に咲いているので、花の姿が自ら
の葉により隠れてしまっています。

花はめしべ6、おしべ12からなります。見れば見るほど、
味わい深い姿でしょうか。


2012/05/13

ホタルカズラ

瑠璃色の花が鮮やかで周囲の緑から浮かび上がるようです。
花の咲き始めは、やや赤味を帯びています。このような色の
変化が面白いですね。

花の径は2cm弱と小さいのですが、色合いとともに白いスジ
状のところも目立っています。


2012/05/09

ワサビ

ワサビ(山葵)の地下茎をすりつぶして作る「わさび」は食卓に
欠かせない香辛料ですね。さらに、地下茎だけでなく、ワサビの
花や茎、葉も食すことができ、その辛みや香りを楽しめます。

ワサビはアブラナ科の植物で本州や樺太に分布していて、冷涼な
地域では栽培もされています。

花は春先に咲き、花弁は4枚、雄しべ6、雌しべ1です。



2012/05/05

フデリンドウ

花の美しい色合いが印象的なフデリンドウ。とても小さな
花で、うっかりすると踏んでしまいそうですね。くれぐれ
も、足もとに気をつけて歩きましょう。

写真をよくみると左と右の花は様子が違うことがわかるで
しょうか。左の花はちょうど雌しべが中央部に出てきた状
態ですが、右の花は雌しべがぐんと伸びています。

フデリンドウは、まずは雄しべだけの花が咲き、しばらく
すると雌しべが伸びてきて、雌しべと雄しべからなる花へ
と変化するようなのです。

フデリンドウを見かけたら、ぜひしゃがみ込んで観察して
みるとちょっと楽しいかもしれませんね。


2012/05/03

ショウジョウバカマ

林内にぽつりと生えていました。
ショウジョウバカマは漢字で書くと「猩々袴」となります。
花の形がちょっと変わっていて特徴的ですね。

ショウジョウバカマの花に注目すると、

完全に開花する前には雌しべだけが花から飛び出していて、
雄しべはまだ開く前の花中です。

雌しべが先に成熟することで、
自分以外の花の花粉が、
雌しべにつくチャンスが増えそうです。

しばらくすると、写真のように花が開き

雄しべの葯からは、花粉がでてきます。


2012/05/02

アミガサタケ

春、草原などに生えています。やや不気味な感じもしますが、
ヨーロッパ、特にフランスでは食材として好まれているのだとか。
バター炒めなどが人気なのだそうです。


アミガサタケを食す機会がなかなかありませんが、そのうちに
チャレンジなどしてみたいような、してみたくないような。


なお、近縁のシャグマアミガサタケには毒がありますが、
加熱するなどして毒を抜くと美味しいようですよ。
 追記:シャグマアミガサタケの処理方法に関する
    冊子をダウンロードできるサイトは、こちら