2010/04/07

『外来生物の生態学』という本

『外来生物の生態学  〜進化する脅威とその対策〜』(文一総合出版)が、
2010年3月に出版されました。

種生物学会(編)で種生物学シリーズの第10冊目にあたる本です。


内容的には、大学生などを想定して書かれているため、多少難しいところ
があるかもしれません。しかし、広く一般に興味をもたれるような話題が
たくさんあり、読みごたえのある本だと思います。

この本で「第10章 雑種性タンポポの進化」を執筆させていただきました。
責任編集の石濱さんに、大変お世話になりました




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以下、目次です。

外来生物の生態学
進化する脅威とその対策

第1部 外来生物研究への招待

第1章 外来植物研究への期待 角野康郎
第2章 外来生物とは? 村中孝司
第3章 外来植物の渡来年代を考える 村中孝司

第2部 在来生物を脅かす外来生物

第4章 河原を侵略する外来植物シナダレスズメガヤの防除に向けて 村中孝司
コラム1 なぜ外来雑草は河川で蔓延するのか 川田清和
コラム2 除草剤を利用した外来植物の防除法の可能性と課題 村岡哲郎
第5章 オオクチバス等の外来魚を対象とした防除の現状
   :「モデル事業」の課題 中井克樹
第6章 時代とともに変遷する外来昆虫類とその生態的・社会的影響 五箇公一
第7章 ペット昆虫としてのクワガタムシ・カブトムシ類における
    外来種問題 細谷忠嗣 
第8章 生物多様性と人間生活を脅かす目に見えない侵入生物 五箇公一
コラム3 特定外来生物アメリカオオアカウキクサを含む外来アゾラの現状 鈴木武

第3部 進化する外来生物

第9章 変わる外来生物 工藤洋
第10章 雑種性タンポポの進化 保谷彰彦
第11章 環境の変化がまねく移入と交雑 野村尚史
コラム4 生物の人為的移入が引き起こした急激な進化 
ー外来生物オオヒキガエルと在来ヘビ類に起こっていることー 木寺法子
第12章 逆輸入雑草アキノエノコログサ 渡邉修

第4部 これからの外来生物対策

第13章 外来植物のリスクアセスメントと新しい群集生態学 小池文人
コラム5 外来生物の分布拡大予報 小池文人
コラム6 外来生物問題と地理情報システム 小池文人
コラム7 緑は地球を救う? 倉本宣
第14章 日本が輸出した外来種問題 川越哲博
第15章 外来生物法とこれからの外来種対策 ー植物の場合ー 西田智子